SPECIAL
スペシャル
『泡沫のユークロニア』メインキャラクターの
声を担当するキャストの方々にインタビュー!
担当したキャラクターの魅力を
キャスト目線で語っていただきました。
全3回更新です!
小林千晃さん|矢代 役
-
矢代の推しポイントや魅力、演じる上で意識した点について教えてください。
い抜き言葉を使わないことや丁寧語を使うことが、ほかのキャラクターよりもかなり明確に定められていたので、演じる際に意識しました。しゃべるほうからすると回りくどい雰囲気やニュアンスになったりもするのですが、それが逆に矢代らしいというか。この回りくどさが胡散臭く感じてしまうけれど、相手を慮っているようにも聞こえる不思議なキャラクター造形だなと思いました。そんな彼のイビツ感を意識しつつ、捉えた相手によって感じ方が変わったらいいなと思いながら演じさせていただきました。「何を考えているんだろう」、「姫様のことを本当に好きなのかな?」など、彼の思わせぶりな態度も楽しんでいただけたらと思います。
-
ご自身が演じられたキャラクターをずばり一言で表すと? 《2024.03.28更新》
1番簡単なのは「ミステリアス」とかなんですけど、おしゃれな言い方すると「ワイン」ですね。僕はずっとワインが飲めなかったんですが、最近ちょこちょこ飲めるようになって。この間、試飲をさせていただく機会があったのですが、人によって全然感想が違う。同じワインでも、丸くて舌の上で転がしたら甘い感じがするっていう人もいれば、土っぽいというか、田舎の方の感じがするなど、人それぞれ感想があって。矢代も矢代で、人によって、受け取り方が違うなと。なので「ミステリアス(ワイン)」で(笑)。
-
ご自身が演じられたキャラクターの好きなところを教えてください。【ネタバレあり】 《2024.04.15更新》
矢代は、自分の中で「心」というものがわからないのですが、「これが心なんだ」とわかった後は、接し方が分からずに子供みたいになって…そのギャップが可愛いなと思いました。すごく頭の回転が速いので姫様に対してわざと柔らかい雰囲気を出したり、相手に良く見られるように振る舞えるのに、いざ自分の本心を取り戻したら、あんなに下手くそなんだっていうところが、不器用だなって。なので、「不器用なところ」ですかね。
-
『泡沫のユークロニア』の発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 《2024.03.28更新》
発売前から話題性も高い作品で、皆さんも発売を楽しみにしてくださっていると思うのですが、その期待に恥じないようなスケールのお話になっているのではないかなと僕自身最後まで収録した時点で思っています。いろいろなコンテンツがあるなかで、こういったアドベンチャーゲームは本当にすごいシナリオ量なので、プレイしてそれを読み解いていく作業は大変なんじゃないかなと思います。でも、逆にここでしか得られない感情や、楽しみかたというのがあるジャンルだと思いますので、この作品を通してほかではできない体験をしていただければなと思います。
岡本信彦さん|帷 役
-
帷の推しポイントや魅力、演じる上で意識した点について教えてください。
おそらく『泡沫のユークロニア』のキャラクターのなかでは、いちばんの常識人な感じがします。世話焼きな性格だったり、いちばん安心感があるというところが彼の魅力だと思いますね。出会ったときは不知火のメンバーだということをまだ知らないので、最初は怖い人なのかなという印象を受けるのですが、本当はいちばんやさしいお兄さんというか。話しかけやすくて、親近感もあるイメージでしたね。演じるうえで意識したことは、花街の顔役として頑張って生きているからこそ、どこか斜に構えつつ、達観性みたいなものが随所に入ればいいなぁとは思いながら演じていましたね。年齢は意外と低いんですが、それでもなんかこう大人っぽくしようというか、背伸び感をだすというのは意識しました。キービジュアルを見るとあまり笑わない難しいキャラなのかなというイメージが強いのですが、誰よりも常識的なやさしさを持っているので、ドキドキというよりは安心感のある恋愛を楽しんでいただけるのではないかなと思います。
-
ご自身が演じられたキャラクターをずばり一言で表すと? 《2024.03.28更新》
うーん…「教師」(笑)
この世界のことを全部教えてくれるから、みたいなところですね。あとどうやったらモテるかとか教える側に回ってる、そんなイメージがあります。この世界のことがわかるとしたら1番わかりやすいルートかもしれないですね。
-
ご自身が演じられたキャラクターの好きなところを教えてください。【ネタバレあり】 《2024.04.15更新》
そうですね。思考をあまりロックしないところが好きで、「こいつは悪いやつだからどうにかしろ」とか「絶対あいつを倒すんだ」とかっていうよりも、結構臨機応変に物事を考えていくところが、年齢低いんですけど、大人の余裕さ・器のでかさみたいなものを感じて慕われる理由がわかるような、そんなキャラクターだなっていう風に思いました。
-
『泡沫のユークロニア』の発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 《2024.03.28更新》
今回LicoBiTsさんの第1弾タイトルとして、キャスト発表前からめちゃくちゃ盛り上がっていたタイトルに参加できることは、個人的にもすごく光栄です。世界観も膨大な情報量ですし、なによりもキャラクターのイラストもすごく綺麗で。そのうえ、Live2Dを使用していて、キャラクターたちの細かい装飾の動きや表情の変化なども楽しめるということで、相当の熱量で挑んでいる乙女ゲームタイトルだなと感じます。ぜひ皆さんにも、触れてみていただけたらうれしいなと思っております。
斉藤壮馬さん|淡雪 役
-
淡雪の推しポイントや魅力、演じる上で意識した点について教えてください。
彼は従者という立場をすごく意識しているんだと思うのですが、自分は姫の従者という立ち位置であらねばならないと思っているがゆえに、自分の想いになかなか気づけないでいるような人なのだろうなと。僕は個人的には けっこうかわいらしい人だなと思いました。表面上は「あくまでも仕事です」とクールに振る舞っているのですが、意外と裏では努力家だったり、ちょっと不器用なところがあったりと、かわいらしい部分があって。そういった、どこかうまく取り繕えているようでそのかわいらしさみたいなものが滲み出てしまうような、バランスを出せればいいなと思って演じさせていただきました。
-
ご自身が演じられたキャラクターをずばり一言で表すと? 《2024.03.28更新》
「不器用」かな。僕自身としては彼の目線で物語を追っていたので、結構もどかしいというか、もっと自分の気持ちや思いに自分で気づいてあげなよ淡雪!と思いながら収録をしていたので。でも逆に、おそらくプレイされる方は、そのもどかしさを楽しんでいただけるんじゃないかなと思うので、不器用ながらも、1歩ずつ歩んでいく淡雪にやきもきしながらプレイしてもらえたら嬉しいですね。
-
ご自身が演じられたキャラクターの好きなところを教えてください。【ネタバレあり】 《2024.04.15更新》
淡雪はよくお菓子を作ったりするんですけど、実は料理が苦手だったというのがあって、じゃあすごく努力をしているってことなんだと思って。淡雪って非常に戦闘能力も高くて、礼儀作法とかにも厳しいんですけど、彼は、あらゆることを最初からなんでもできるタイプの人ではなくて、ちゃんと自分で努力をして身につけてきた人なんだなと。そこにすごく人間味を感じて好きだなと思いましたね。なんでもできそうに見えて、実は努力型の人なんだっていうのがすごく素敵だなと思いました。
-
『泡沫のユークロニア』の発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 《2024.03.28更新》
作品の設定やイラストなど、僕自身も非常に引き込まれた美しい世界観の作品です。攻略キャラクターたちはかなりの曲者ぞろいというか、見た目のイメージとストーリーを進めていった先のギャップが各キャラクターともたまらないと思います。なかでも、僕が声を担当させていただいた淡雪くんは非常に人好きのするというか、僕も個人的にすごく興味をそそられましたし、この人は素敵だなと思えた素晴らしいキャラクターです。ぜひ、淡雪ルートもプレイしていただきつつ、『泡沫のユークロニア』の世界をご堪能いただいて浸っていただければうれしいです。何卒よろしくお願いいたします。
江口拓也さん|依 役
-
依の推しポイントや魅力、演じる上で意識した点について教えてください。
僕の捉えかたなのですが、依という人間は非常に誠実なキャラクターだなと思いますね。性格は悪いのですが、それを彼なりに受け入れて“自分はこうである”という最適解で生きているというか。面倒くさいところを省いて、人生を生きるうえである意味ほぼほぼ嘘偽りなく生きているキャラクターなんじゃないかなと思います。そんななかでも、本音と建前みたいなものも一応上手に隠しているつもりではあるので、そのあたりの最低限の配慮もあって。好き嫌いが別れる部分ではあると思うんですが、そこに人間味を感じて愛着も湧くというところが彼の魅力ですかね。
-
ご自身が演じられたキャラクターをずばり一言で表すと? 《2024.03.28更新》
うーん、そうですね…「酸素」かな。酸素。何かが生きていく上では必要な物質だけど、取り過ぎると毒になる…っていうね(笑)
-
ご自身が演じられたキャラクターの好きなところを教えてください。【ネタバレあり】 《2024.04.15更新》
……危ういところかな。
そこが非常に人間的というか。表裏が、割と光と闇が混ざり合っている中で、光に生きようと努めれば、大変かもしれないけど一応そういう道もあるし。でも、何かのきっかけで1番やばくなれるところもあって。その危うさって非常に人間的だなと思うから、そこがいいですね。
-
『泡沫のユークロニア』の発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 《2024.03.28更新》
『泡沫のユークロニア』の世界観はいろいろな謎に満ちながらも、そこで生きている人たちにそれぞれのドラマがあるので、それをひとつひとつ解き明かしていく楽しさがある作品だと思います。ひと癖もふた癖もある攻略キャラクターばかりなので、自分の推しのキャラクターがひとりは絶対見つかると思います。そのひとりを追求していくのもいいですし、物語の謎を追うために全キャラクターを攻略して、それぞれのストーリーから見えてきた真実みたいなものを自分の中で落とし込んで世界観を楽しんでいただくのも面白いのかなと思います。ぜひぜひ楽しんでプレイしてください。
松岡禎丞さん|露草 役
-
露草の推しポイントや魅力、演じる上で意識した点について教えてください。
露草はイジイジしている部分もあるんですが、それをプレイしている人が嫌にならないようにとても気をつけてお芝居をさせていただきました。公開されているキービジュアルだと、いわゆる“三点リーダーが多いような役”に見えるのですがそんなこともないんですよね。僕自身は最初に作品やキャラクターの資料を見たときは、僕がよく演じるキャラクターなのかなと思ったのですが、台本を確認してみたら思っていたキャラクターとは少し違っていて。スタッフの皆様がいい意味で細かくディレクションしてくださったので、それに必死にしがみつく感じで収録をさせていただきました。あと、露草は物語の最初から主人公のことが好きなんですが、それにもある理由があって。その理由も人によって感じ方が両極端になりそうな内容なので、少し好き嫌いが分かれてくるキャラクターなのかもしれないなと思います。
-
ご自身が演じられたキャラクターをずばり一言で表すと? 《2024.03.28更新》
露草という人間を一言で表すのであれば「猫」みたいな感じだと思います。尻尾フリフリして「遊んで!」じゃないんですよね。気分屋で静かに嫉妬するという。「おい、ちょっとそいつばっかり構うなよ」みたいな。「俺のことも構ってくれ」と、眼光鋭くじっとこっちを見ている感じです。
-
ご自身が演じられたキャラクターの好きなところを教えてください。【ネタバレあり】 《2024.04.15更新》
露草は結構ひねくれていますが、根はものすごくいい子なので、そこは分かっていただけたらなという部分があります。あと下手するとネタバレに足を突っ込んでしまうかもしれないのですが、露草という人間の根幹に関わってくる部分で、露草には兄がいます。そのお兄ちゃんがいたからこそ、結果的にいい意味で今の露草になったので、その2人の関係性も、プレイして楽しんでいただけたらなと思います。
-
『泡沫のユークロニア』の発売を楽しみにしている皆様へメッセージをお願いします。 《2024.03.28更新》
改めまして、露草を演じさせていただきました松岡です。この作品はひとりひとりのキャラクターが綿密に描かれていて、全キャラクターの感情などが複雑に絡み合っていくなかで、いろいろな人間がじつは裏で暗躍していたというのが見えてきたりします。また、物語の舞台となる凍玻璃がどうしてこういう世界なのか、どうして空に浮かんでいるのかというのには重大な秘密が隠されていたり、若干ミステリー要素もある作品です。ただ男性陣と恋をしていく作品というわけではないのでストーリーにも注目していただきたいですし、この世界がなんのために生まれたのか、真相は最後のキャラクターまで攻略をしないと見えてこないということなので、ぜひ全キャラクターのルートをプレイしていただきたいです。意外と格差もある世界でさまざまな人間が生きていて、その人物たちの絡みを次はどんな展開が来るんだろうと思いながら、寝不足にはならない程度に楽しんでいただけたらいいなと思います。ぜひともよろしくお願いいたします。