アンロジカルなゲームへようこそ

Real world

駆け出しのサウンドクリエイターとして活動する主人公――環無かんなが住む霧加市。
市内には観光地として人気の公園や観覧車、中華街がある。

親友のらんと音楽ユニットを組んでいる彼女は、平和な日々を送っていた。

ある日、藍のもとに届いた奇妙なメールを見せられる。

「あなたは選ばれました。アンロジカルに招待します」

「あなたは選ばれました。アンロジカルに招待します」

ジェネバーク

近年は国内で『GENEBARKジェネバーク』というSNSが流行。
日常の投稿や、ニュース、動画視聴、メッセージのやり取りなど、国民の8割がそのアプリを使用している。

Unlogical

開発中のVRゲーム『アンロジカル』の世界に強制ログインさせられた彼女は、
そこで出会った謎の青年・雅火みやびに「運営に協力しろ」とスカウトされる。

行方がわからなくなった藍を探すため、
彼女はゲームの『運営側』として仮想空間で奔走することになるが……。

――NPCである『見習い天使スピリット』の存在意義。

一般参加者プレイヤー』の生死を脅かすゲームのルール。

協力し合い、敵対し、疑心暗鬼の中で芽生える感情は――

“非論理”な心を惑わす、ゲームが始まる。

アンロジカル

人間の意識のみをログインさせるゲームの世界だが、見るもの、触れるものの感覚はリアルと遜色なく、違和感なく過ごすことができる。

参加者プレイヤーごとの自室や食堂、娯楽室、景観の美しい庭園などがあり、環境が整えられている。

開発モニターとして運営に招待された参加者プレイヤーは、報酬金目当てで自発的に参加しているという。