SPECIAL
スペシャル
『泡沫のユークロニア -trail-』攻略対象キャラクターの声を担当するキャストの方々にインタビュー!
収録を終えての感想やユーザーの皆様に向けてのメッセージ、さらに追加攻略キャラクターの柊、石蕗を担当するキャストの方々にはキャラクターの魅力も語っていただきました。
全2回更新です!
小林千晃さん|矢代 役
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収録を終えての感想をお願いします。
本編の収録からそれほど時間は経っていないんですが、「あ、凍玻璃に帰ってきたな」という懐かしさを感じられました。乙女ゲームというジャンルで初めてメインキャラクターを務めさせてもらった作品というのもあって帰ってきたという感覚が強かったのかなと思います。収録はずっと楽しかったですね。矢代の過去や姫様(主人公)に関することなど、本編では回収しきれなかった部分も明らかになっていったので。いち作品のファンとしても気持ちのいい収録でした。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
いままでFDだけの出演というのはやらせてもらったことがあるんですけど、本編で攻略対象キャラクターを演じてそこからFD発売という経験は初めてでした。『ユークロ』は本編だけでもかなりボリュームがあって、共通ルートから個別のルートも全員分やるとかなり時間がかかるという印象だったので、「これを広げていくのって大変なんじゃないかな」と思っていたんです。でも、いざ収録をしてみると「FDとは?」と思うほど膨大な物語だったので、きっとファンの方も満足していただけると思います。このFDを通して新しく知るキャラクターの一面もあると思うので、このFDをたくさん愛していただきたいですし、これを機に『ユークロ』に触れるという方もいたらいいなと思います。本当に面白い作品ですので、たくさんの方に遊んでもらえたらうれしいです。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
表現が少し難しいんですが、矢代が本来の感情を取り戻した後のお話なので、露草や淡雪や街の人、姫様以外の身の回りの人に対する態度などが、前作に比べて接し方が少しフラットになっているというか、割とカラッとしてるんです。それに対して周りの人たちの対応もあたたかくて、無理に笑顔を取り繕う矢代じゃなくてもちゃんと受け入れられてるっていうのが、僕はすごく嬉しかったですね。矢代にとってずっと居場所がなかったのに、ここ(凍玻璃)が居場所になったんだなって思えるシーンだと思います。
岡本信彦さん|帷 役
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収録を終えての感想をお願いします。
本編はけっこう甘いエピソードが多かったイメージなんですが、FDでは救いのあるようなルートになっているのかなと感じました。帷の抱えている病気も「FDではどうなるんだ⁉」と気になっている方も多いと思います。これは帷のアイデンティティーというか、彼の魅力のひとつでもありますから「どうなっちゃうの?」というハラハラした部分はFDでも楽しめるかと。あとはネタにもされてますけど、帷はかっこいいセリフや説明セリフが多いというのも魅力のひとつだと思うんです。これはFDでもけっこうあった気がしますね(笑)。どれだけかっこよく余裕を持った演技ができるかというのは声優として挑戦したい部分ですし、彼の要素として重要なところでもあるので、大切に演じました。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
『泡沫のユークロニア』は“LicoBiTs通信”というラジオをやらせてもらっていたり、昨年はイベントも開催されたりといろいろな展開がある作品です。そして、今回満を持してFDが発売されるということで待ち望んでくださった方もたくさんいらっしゃるかと思います。帷と主人公の関係がどのように発展していくのかというのを、ぜひ楽しみにしてくださればと思います。FDで追加された攻略キャラクターもいますので、そこも楽しんでいただきつつ、またイベントなども開催できたらと思っておりますのでよろしくお願いします。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
猫ちゃんと和気藹々しているところがめっちゃ好きです。ある意味、父性だったり母性だったり、そういう普段の帷の男らしさとはまた違う、包容力みたいなものを見せてくれた気がします。でも、猫を可愛がっていると思いきや結局姫さんを持ち上げて、姫さん一番なんですよね(笑)。クスッと笑えるようなシーンでもあるし、可愛らしさも見せてくれて、キュンともできるし、というFDならではのシーンでしたね。
斉藤壮馬さん|淡雪 役
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収録を終えての感想をお願いします。
本編の収録から期間は空いたのですが、インタビューやイベントで『泡沫のユークロニア』のお話をする機会があったので、自分の中にも淡雪という人がちゃんといてくれて。なので、収録もスムーズに進んだと思います。FDでは攻略対象のキャラクターが追加されたということで、さらに『ユークロ』の世界が広く深く感じられて、とても楽しく収録できました。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
皆様のお力をいただいてFDの発売まで至りました。本当にありがとうございます。無印の収録でも淡雪というキャラクターは好きだなと思っていたんですが、FDではさらに彼の魅力が増したと思います。さらに「こんな真相があったんだ!」と思わされる素敵なシナリオになっていますので、ぜひ全キャラクター、全ルートを遊び尽くしていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
彼が無印から言っている『ずっと自分のことを従者として使ってくれ』という表現が、ストーリーを経て、初期の切実さからとてもあったかい台詞に変わり、主人公と淡雪の2人だけでしか通じえないやりとりになっていくのがすごく素敵だなと思いました。
江口拓也さん|依 役
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収録を終えての感想をお願いします。
今回はFDということでしたので、イメージとしては本編のオマケのようなストーリーなのかなと思っていたのですが……。シナリオもかなりのボリュームで、しっかり3日間にわたって収録を行わせていただきました。なので、『泡沫のユークロニア』が好きでプレイしてくださったファンの方にも、かなりやり応えのあるものに仕上がっているんじゃないかなと思います。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
今回、新たに攻略対象のキャラクターも増えましたし、既存のキャラクターとのその先も楽しめる作品になっていると思います。依もルートによっては彼の裏の面が描かれるシーンもあって。攻略対象なのにしっかり敵になるというか、いやな奴になるのが依らしいというか。こういうキャラクターって乙女ゲームだとなかなか珍しいと思うんです。でもそういう“ある面では嫌われる”というのが人間らしいというか、個人的にも依というキャラクターを気に入っているポイントでもあります。依も含めて『泡沫のユークロニア』の世界を存分に楽しんでいただければと思います。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
依が泣くシーンですかね。台本に、演出的な指示はあるんですが、感情の流れを無理矢理に作らずとも、自然とあのセリフを喋ってたら泣きに繋がったので、そこはやっぱり、本の妙だなというか。泣く前提であえて泣くのか、自然とそういう感情になるのかっていうのは、なかなか台本次第なところもあるので、あの流れがすごく自然にできたのは楽しかったなと思います。
松岡禎丞さん|露草 役
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収録を終えての感想をお願いします。
前作がかなり評価の高かったというのを聞いていたので、収録に向けて少しプレッシャーもありました(笑)。でも、前作の先が描かれるというところでは、個人的にもとても楽しみにしていて。凍玻璃の真相だったりとか、知りたかったことに手が届く物語だったなと思いました。主人公ちゃんともどんな未来を歩いていくのかという期待もあって、やり取りがムズムズというか、ポカポカするようなものも多くて楽しい収録でした。でも、ほかのキャラクターのルートを収録した際に、「彼は自分のルートじゃないと貧乏くじを引くんだな」と感じました。どのルートも面白く仕上がっていると思います。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
昨年の12月に開催したイベントでFDの発表があったのですが、ファンの方の歓声を聞いて、舞台袖にいた我々はガッツポーズをして気合いを入れました。期待を持ってくださっている皆さんが、『ユークロ』に出会えてよかったなと思ってもらえる作品になっていると思います。感動できるシーンもたくさんあります。露草の言葉を借りるのであれば、“萌えて”いただけたらなと思うので、発売を楽しみにお待ちください。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
緋緋色金のくだりですかね。実際に何が起きていて、どうやって凍玻璃が生まれたのかという話や、玻璃病の話など、今回は凍玻璃の根幹がわかるお話もあるんです。なので、そういう場面は演じていても楽しかったですね。同時に、台本を読んでいくと、なんとなくぞっとするような描写もあって。なので、FDは残されていた謎の補完という意味でも、知りたかったことに手が届くお話になってるんじゃないかと思います。
豊永利行さん|柊 役
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収録を終えての感想をお願いします。
前作では攻略対象ではなかった柊くんが、無事攻略対象になりまして。皆さんが「大樹様とどうなるのかな?」と期待してくださっていたであろう展開を、深掘りできたんじゃないかと思います。久しぶりに大樹様としての柊くんを演じてみて、やっぱり難しい漢字が多いなと思いました(笑)。セリフの言い回しが古風というか。滑舌や口調、テンポ感など、「あぁ、柊くんはこんな感じだったな」と思い出しながら収録を行いました。
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ご自身の演じるキャラクターの推しポイントや魅力を教えてください。
やっぱり良くも悪くも世間知らずなところじゃないですかね。彼の中心にはいわゆる大樹としての役割があって、普通の19歳の男の子とは全く違う生き方、育ち方をしてきているんです。なので、他の人とは全く違う常識で形成されているんですよね。だからこそ普通の人が、当たり前だと思っていることにすごく興味を示す。当たり前のことに目をキラキラさせるところが、魅力的に映ればいいなと思って演じていたので、そこを魅力だと思っていただけたら嬉しいです。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
約1年越しに皆様のもとへ大樹様が戻ってまいります。今回は攻略対象ということで、大樹様なら普段は見せないような顔を主人公に見せてくれると思いますので、柊のルートを攻略していただけたらうれしいです。あとは前作では語りきれなかった物語も、かなり大きなスケールで語られます。柊や大樹様のことを知れば知るほど、凍玻璃の世界がどう成り立っていったのかを知ることができますので、ぜひこの世界の真相を追求してください。そして、キャラクターたちと素敵な時間を過ごしていただけますと幸いです。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
BESTエンドのシーンですね。彼の実年齢感や人間らしさがすごく見えたのが、個人的には演じていて楽しかったなぁと思います。柊ってあまり動いている印象がなくて、すっとした佇まいでいるイメージがあったので(笑)。体が物理的に動く、崩れるっていうのがすごく印象的だったなと。あと、実は初代大樹の声も演じているんですが、個人的には初代大樹と鳴神のやりとりのシーンも、より深掘りできたのが楽しかったですね。
阿座上洋平さん|石蕗 役
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収録を終えての感想をお願いします。
今回から石蕗が攻略対象に昇格したのですが、ファンの皆さんから愛されているキャラクターの石蕗を演じるということで気合いを入れて収録に臨みました。石蕗はご令嬢とどんな恋愛を見せてくれるのだろうかというのは僕自身も楽しみにしていたので、彼の持つ苦しみみたいなところも描かれつつ、最後は幸せそうなふたりの姿が見られて個人的にもうれしかったです。セリフは相変わらず言葉遣いは難しいし、専門用語が多いので口が回らないときもあったんですが、とてもやりがいのあるルートでした。
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ご自身の演じるキャラクターの推しポイントや魅力を教えてください。
石蕗は言葉遣いも丁寧で、表立って敵意を見せることも少ないですし、任務に忠実に従い、家のことも大切にして、といつもまっすぐに物事と向き合っているんですよね。そんな、自分の気持ちを二の次にしがちな彼が、ときに優先順位が入れ替わってしまう瞬間もあって。そこが人間的で奥深い魅力なのではと思っています。他のキャラクターが、サブ含め結構癖の強いキャラが多い中で(笑)、特に石蕗の誠実さみたいなのは伝わってるんじゃないかなって思います。そこがお気に入りですね。
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ユーザーの皆様に向けてメッセージをお願いします。
僕自身この作品が大好きだったので、スタッフの方からFDが制作されると聞いたときはすごくうれしかったです。それに加えて、石蕗が攻略対象になると聞いてうれしいと思ったのと同時に「ふふふ、でしょうね」と(笑)。彼との恋愛がどうなるのかすごく気になりますから。前作の石蕗の叶わない恋に対して葛藤しながらも割り切っているという考えかたや、価値観のようなものも僕は好きだったので。そこを受け継ぎつつ、今作でどう恋が花開くのかという部分は大事に演じさせていただきました。スタッフの方にも協力していただいて、石蕗ルートの収録はほぼノンストップで録って、地続きで彼の気持ちを追いながら収録できてよかったなと思っています。石蕗を選んでくださった方には素敵な夢を見させてあげられるような作品になっていると思います。臆病で頑固で、苦しみを抱えていた石蕗の手を、皆さんの方からぐっと引っ張ってやるくらいの気持ちでプレイしていただけたらなと思います。
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FDでのお気に入りのシーンを教えてください。 《2025.08.08更新》
石蕗が自分の出自を語った後でもなお、ご令嬢が彼のことを好いてくれていたところですね。自分は釣り合わないんじゃないかという思いを抱えながらも、心の奥底ではやっぱりお互いを想い合っている。いわゆる身分の差を美しく描く恋愛作品の王道みたいな雰囲気があって、すごく素敵だなと思いました。





